「家の階段下、微妙なスペースが余ってるけど、どう使えばいいか分からない…」
「斜めの天井と奥に行くほど低くなる形状を上手に使うアイデアってある?」
階段下収納を有効活用できないで困っている、そこのあなた。
収納の悩みって、尽きませんよね。
中でも、独特な形状を持つ「階段下スペース」を有効活用することは難しいですよね?
実際に、私自身も5年前まで同じような悩みで頭を抱えていた経験があります。
5年前に新築で家を建てた時、天井が斜めになっている階段下収納があり、取扱いに本当に困りました。
「階段下の空間を収納スペースとしたいけど、斜め天井の部分って何をどう置けばいいんだ?」
と試行錯誤したものです。
既製品を探してもピッタリくるものは見つからず、かといってDIYは難しそう…と途方に暮れかけた経験があります。
でも、諦めないでください!
この一見使いにくい階段下スペースも、ちょっとした工夫とアイデア次第で、驚くほど便利な収納スペースに生まれ変わらせることができるんです。
斜めの天井や深い奥行きといった「弱点」を「個性」として活かす方法があるのです。
この記事では、そんな悩ましい階段下収納を攻略するための具体的な棚アイデアを、実例を交えながらたっぷり20選ご紹介します。
突っ張り棒を使った簡単なものから、本格的なDIYまで、あなたの家の階段下にフィットする方法がきっと見つかるはずです。
あなたがもし、
- 階段下のデッドスペースを有効活用したい
- 斜め天井や深い奥行きの収納方法に悩んでいる…
- DIY初心者だけど、階段下に棚を作ってみたい
- ニトリやIKEAなどのアイテムで、手軽に収納を改善したい
- 収納づくりで失敗したくない、後悔したくない
いずれかの悩みを抱えているのであれば、この記事はきっとお役に立てるはずです。
さあ、この記事を読んで、あなたの家の「困ったスペース」を「お気に入りの収納スペース」に変身させましょう!
読み終わる頃には、きっと「これならできそう!」というアイデアが見つかっているはずですよ。
- 階段下の「斜め天井」や「深い奥行き」といった特有の悩みを解決するヒント
- DIYから市販品まで、具体的な棚の設置アイデア
- 階段下収納づくりで陥りがちな失敗とその対策
- 限られたスペースを無駄なく、使いやすく変えるための実践的なテクニック
- デッドスペースを宝箱に!階段下収納の基本と斜め天井攻略法
- 【タイプ別】階段下の斜め・奥行き問題を解決する棚アイデア15選
- 6. まとめ
デッドスペースを宝箱に!階段下収納の基本と斜め天井攻略法
階段下は、家の中でも特に形状が複雑で、「どう活用すればいいの?」と放置されがちなスペースです。
しかし、そのユニークな形を理解し、適切なアプローチを取れば、デッドスペースどころか、家全体の収納力を底上げする「宝箱」のような存在になり得ます。
ここでは、具体的なアイデアに入る前にまず、階段下収納に取り組む上での基本的な考え方と、最大の難関である「斜め天井」を攻略するためのヒントを探っていきましょう。
収納するもの、使い方をしっかりイメージすることが成功への第一歩ですよ。
まずはここから!斜め天井下のスペースを無駄にしない収納の基本原則

斜め天井の階段下収納を成功させるには、まず基本的な考え方を抑えることが重要です。
闇雲に棚を置こうとしても、スペースを有効活用できないばかりか、使いにくい収納になってしまう可能性も。
斜め天井下を攻略するため、最低限、以下の3つの基本原則を知っておきましょう。
- 「逆算思考」
- 「ゾーン分け」
- 「可変性」

これを意識するだけで、収納計画がぐっと立てやすくなりますよ。
詳しく見ていきましょう!
原則1:入れるモノから考える「逆算思考」
まず最初に考えるべきは、「何を収納したいか?」です。
例えば、掃除機や季節家電など高さのあるもの、日用品のストック、子どものおもちゃ、趣味の道具など、具体的なアイテムをリストアップしてみましょう。
収納したいモノのサイズや形状、使用頻度に合わせて、必要な棚の高さや奥行き、配置が決まってきます。
「とりあえず棚を作ろう」ではなく、「これを置くために、どんな棚が必要か」という逆算思考が、無駄のない収納計画の鍵です。
原則2:空間を「ゾーン分け」する
階段下は、「天井が高い」と「天井が低い」、「斜めな天井」と「フラットな床面」で使い勝手が大きく異なります。
この特性を理解し、空間をいくつかの「ゾーン」に分けて考えるのがおすすめです。
例えば、「天井が高い空間には背の高いスティック型掃除機」「天井低いゾーンには背の低い扇風機やストック品」「斜め天井に沿った上部ゾーンには軽いものや飾り棚」といった具合です。
ゾーンごとに役割分担を決めることで、スペース全体を効率的に活用できます。
原則3:「可変性」も意識する
ライフスタイルや家族構成の変化によって、収納したいモノは変わっていくものです。
最初からガチガチに作り込んでしまうと、後々使いにくくなることも。
特にDIYの場合は、棚板の位置を変えられるようにしたり、キャスター付きの収納ボックスを活用したりするなど、「可変性」を意識した設計にしておくと、将来的な変化にも柔軟に対応できます。
突っ張り棒やユニットシェルフなども、可変性を高めるのに役立ちますね。
収納計画の初期段階でこれらの原則を頭に入れておけば、使い勝手が良く、見た目もスッキリとした階段下収納が実現しやすくなりますよ。
「奥行きが深い」「天井が低い」は難点じゃない!空間特性を活かす逆転の発想

階段下収納で多くの人が悩むのが、「奥に行くほど深くて物が取り出しにくい」「天井が低くてデッドスペースになりがち」という点です。
一見すると、階段下収納に思われがちなデメリットですが、これらは決してデメリットだけではありません。
発想を転換すれば、むしろ収納力を高めるための「武器」にもなり得るのです。
では、具体的にどの部分が「武器」となるのでしょうか?
それぞれの空間特性を活かすコツをご紹介します。
「奥行きが深い」を活かすアイデア
奥行きがあるスペースは、一見すると奥の物が取り出しにくく不便に感じます。
しかし、この奥行きは「収納容量が大きい」という最大のメリットでもあります。
このメリットを最大限に活かすには、「引き出す」「稼働させる」工夫が有効です。
- キャスター付き収納: 奥まで続く長い収納ボックスや棚にキャスターを付ければ、重い物も楽々引き出せます。平台車の上に収納ボックスを載せるだけでも効果的です。
- スライドレール棚: システムキッチンのように、棚板自体が手前にスライドするレールを取り付ければ、奥の物も簡単にアクセスできます。DIYで後付けすることも可能です。
- 前後2列収納: 手前には使用頻度の高いものを、奥にはストック品や季節物などを収納します。手前の収納をキャスター付きにすれば、奥へのアクセスも確保できます。
「天井が低い」を活かすアイデア
天井が低い部分は、かがまないと物を取り出せないため、デッドスペースになりがちです。
しかし、この「低さ」は、特定のアイテムにとっては最適な収納場所となり得ます。
- ファイルボックスや書類ケース: 高さのない書類やファイル類は、低いスペースにぴったり収まります。ファイルボックスを並べれば、見た目もすっきり。
- 平台車・キャスター付きボックス: 重たい飲料水のストックや防災グッズなどは、低い位置に置いた方が重心が安定し、取り出しも安全です。キャスターを付ければ移動も楽々。
- 引き出し収納: 低い位置こそ引き出し収納が活躍します。チェストタイプのものや、カラーボックスに引き出しを組み合わせるのも良いでしょう。かがまずに中身を確認できます。
空間特性と収納物の相性まとめ
空間特性 | 活かすアイデア例 | おすすめ収納物例 |
---|---|---|
奥行き深い | キャスター付き収納、スライド棚、前後2列収納 | ストック品、季節家電、アルバム、防災グッズ |
天井が低い | ファイルボックス、平台車、引き出し収納、カラーボックス | 書類、飲料水、米、工具類、子どものおもちゃ(箱物) |
このように、一見デメリットに見える空間特性も、工夫次第で有効活用できるのです。「使いにくい」と諦める前に、その特性を活かす方法を考えてみましょう。
既製品じゃピッタリこない?DIYで理想の棚を作るメリット・デメリット

階段下の複雑な形状に市販の棚がうまくフィットしない…
そんな時、最終手段として考えられるのが「DIY」ですよね。
自分で作れば、文字通りミリ単位でスペースに合わせた理想の棚が手に入ります。
しかし、DIYには魅力的なメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、階段下収納をDIYする際のメリットとデメリットを比較しやすいように表にまとめ、挑戦する前に知っておくべきポイントを解説します。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
設計の自由度 | ◎ スペースに完全フィットさせられる | △ 正確な採寸・設計スキルが必要 |
デザイン・素材 | ◎ 好みの見た目・素材を選べる | △ 工具や専用の作業スペースが必要 |
コスト | 〇 オーダーメイドより安価な可能性 | △ 材料費以外の費用、失敗・買い直しリスクあり |
満足度 | ◎ 達成感・愛着が湧く | × 手間と時間が非常にかかる |
強度・安全性 | 〇 自分で調整可能 | △ 知識不足だと強度不足や事故の危険性 |
評価:◎非常に良い、〇良い、△注意が必要、×課題が大きい
DIYに挑戦するかどうかは、上記のメリット・デメリットを天秤にかけ、ご自身のスキル、時間、予算、そして「DIYを楽しめるか」を考慮して判断しましょう。
まずは簡単な突っ張り棒タイプから試してみる、あるいはDIYが得意な家族や友人に手伝ってもらうという選択肢もありますね。

私も最初は不安だったけど、棚ぐらいなら簡単に出来たよ!
まずは無理せず、できる範囲で挑戦するのが大事だね
失敗談から学ぶ!「予算オーバー」を防ぐ計画の立て方

「よし、階段下収納を作るぞ!」と意気込んでみたものの、
「思ったより費用がかさんで予算オーバー…」
のような失敗はできれば避けたいですよね。
階段下収納づくりは、特有の環境や計画不足から、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
ここでは、よくある失敗談とその原因を探り、後悔しないための具体的な計画の立て方、注意点をご紹介します。
「予算オーバー…」計画の原因
DIYの場合、材料費だけでなく、工具代(持っていない場合)、塗料、ネジや金具などの副資材、場合によっては端材処理費用など、見落としがちなコストが発生する。また、「作っているうちにこだわりが出てきて、予定より高い材料を買ってしまった」というケースも。
事前に出来る対策
- 詳細な見積もり: 材料費だけでなく、必要な工具、副資材、塗料、やすりなどの消耗品までリストアップし、事前に価格を調べて合計金額を把握する。予備費も少し見ておくと安心。
- 代替案の検討: 予算に合わせて、より安価な材料やアイテム(例えば、高価な無垢材ではなく集成材や合板を選ぶ、新品でなく中古のカラーボックスを活用するなど)を検討する。
- 優先順位付け: 「ここはこだわりたい」「ここはコストを抑えたい」という優先順位を明確にしておく。
これらの失敗談を参考に、事前の計画段階でしっかりと対策を練ることが、満足のいく階段下収納を実現する鍵となります。
測り間違いは致命的!正確な採寸と簡易設計図のすすめ

「だいたいこんなもんかな?」という感覚での採寸は、階段下収納DIYにおける最大の失敗要因の一つです。
壁が歪んでいたり、床が水平でなかったり、見た目以上に複雑な形状をしていることが多い階段下では、ミリ単位の正確な採寸が不可欠。
ここでは、失敗しないための採寸のコツと、頭の中のイメージを形にするための簡易設計図の重要性について解説します。
正確な採寸のための5つのポイント
- 複数箇所を測る: 同じ幅や高さに見えても、場所によって微妙に寸法が違うことがよくあります。棚を設置したい場所の幅・奥行き・高さを、最低でも「上・中・下」「右・左・中央」の複数箇所で測りましょう。一番短い寸法に合わせて設計するのが基本です。
- メジャーは「ピン」と張る: メジャーがたるんでいたり、斜めになっていたりすると、正確な数値は測れません。金属製のコンベックスメジャーを使い、常に壁や床に対して垂直・水平になるように、ピンと張って測ることを意識してください。
- 障害物も忘れずにチェック: 壁の出っ張り、床の段差、コンセントの位置、点検口、巾木(壁と床の境目にある板)の厚みなども忘れずに採寸し、設計に反映させる必要があります。これらを見落とすと、いざ設置しようとした時に「棚が入らない!」という事態になりかねません。
- 床・壁の歪みを確認する: 水平器を使って、床が水平か、壁が垂直かを確認しましょう。もし歪みがある場合は、棚の脚にアジャスターを付けたり、壁との間にクサビを入れたりするなどの調整が必要になる場合があります。
- 記録は正確に、分かりやすく: 測った寸法は、その場でメモ帳やスマホに記録しましょう。どの部分の寸法なのかが後で分かるように、簡単な図を描きながら書き込むのがおすすめです。「あそこの寸法、いくつだったっけ?」とならないように、正確に残すことが大切です。
簡易設計図でイメージを具体化
正確な採寸ができたら、次は簡単な設計図を描いてみましょう。方眼紙やノートにフリーハンドで描く程度で構いません。
- 完成イメージを描く: まず、どんな棚を作りたいのか、完成形をイメージして描きます。
- 寸法を書き込む: 採寸した数値を、対応する場所に書き込みます。
- 棚板の枚数や位置を決める: 収納したい物に合わせて、棚板の枚数や高さを決め、図に書き入れます。
- 材料をリストアップする: 設計図をもとに、必要な板のサイズと枚数、ネジや金具の種類と個数などをリストアップします。
設計図を描くことで、頭の中のイメージが整理され、必要な材料や作業工程が明確になります。
また、採寸ミスや設計上の問題点に気づきやすくなるというメリットもあります。
完璧な図面である必要はありません。
「自分が見て分かればOK」くらいの気持ちで、ぜひ挑戦してみてください。

最初は面倒に感じたけど、簡単な図を描くだけで、
後の作業が断然スムーズになったよ!
【タイプ別】階段下の斜め・奥行き問題を解決する棚アイデア15選
階段下収納の基本と計画のポイントが分かったところで、いよいよ具体的な棚のアイデアを見ていきましょう!
ここでは、「賃貸でもOKな手軽な方法」から、「人気ショップのアイテム活用術」、「本格的なDIY」まで、様々なタイプ別のアイデアを集めました。
あなたの家の階段下の形状やライフスタイル、DIYスキルに合わせて、真似したいアイデアがきっと見つかるはず。
本記事を参考にしながら理想の収納スペースをイメージしてみてくださいね。
賃貸派にもおすすめ!「突っ張り棒」を活用した簡単&便利な棚づくり

壁に穴を開けられない賃貸住宅や、DIY初心者の方にまず試してほしいのが「突っ張り棒」を使った棚づくりです。
工具不要で設置でき、現状復帰も簡単なのが最大の魅力。斜め天井や狭いスペースにも柔軟に対応できる、驚くほど便利な活用アイデアをご紹介します。
突っ張り棒で作る棚の基本
最もシンプルなのは、突っ張り棒を2本平行に設置し、その上に棚板(軽い板やワイヤーネットなど)を乗せる方法です。
耐荷重は突っ張り棒の種類や設置幅によって異なりますが、軽いものなら十分に収納できます。
アイデア1:斜め天井に沿わせる「段違い設置」
斜めの天井に合わせて、突っ張り棒の設置高さを変えれば、スペースを無駄なく活用できます。
手前を高く、奥を低く設置し、奥行きのある棚を作ることも可能です。
短い突っ張り棒を複数使えば、より細かな高さ調整ができますね。
アイデア2:ワイヤーネットと組み合わせて「棚風収納」

突っ張り棒の間にワイヤーネットを結束バンドなどで固定すれば、棚風収納のスペースが生まれます。掃除用具や玄関小物などの置き場に便利です。
アイデア3:「突っ張り棚」で強度アップ
突っ張り棒だけでなく、より強度のある「突っ張り棚」タイプの製品もおすすめです。
棚板が一体になっているものが多く、設置も簡単。奥行きがあるタイプや、幅を調節できるタイプなど、様々な種類があります。
耐荷重も比較的大きいので、少し重さのあるものも置けます。
アイデア4:目隠しカーテンレールとして活用
収納スペースが丸見えになるのが気になる場合は、突っ張り棒をカーテンレール代わりに使うのも一つの手
好きな布を取り付ければ、簡単に目隠しができます。
突っ張り棒選びのポイント
- 耐荷重: 収納したい物の重さに合わせて、十分な耐荷重のある製品を選択。
- 長さ: 設置したい場所の幅に合わせて、適切な長さ(伸縮範囲)の製品を選ぼう。
- 種類: 棚を作るなら、棚板を乗せやすい形状のものや、専用の棚板がセットになったものが便利。
突っ張り棒は、ダイソーを始めとする100円ショップやホームセンターで手軽に入手できます。
まずはこの方法で、階段下収納の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
さすが「ニトリ」!コスパ◎なアイテムで作る階段下収納術

リーズナブルで高機能なアイテムが揃う「ニトリ」は、階段下収納づくりの強い味方です。
Instagramでも頻繁に取りあげられる定番のカラーボックスから、伸縮可能な棚、便利な収納ボックスまで、階段下の複雑なスペースにフィットするアイテムがきっと見つかります。
ここでは、ニトリのアイテムを使った、コスパ抜群の階段下収納アイデアをご紹介します。
アイデア5:変幻自在!「カラーボックス(Nカラボ)」活用術

ニトリの代名詞ともいえるカラーボックスは、階段下収納でも大活躍。
サイズ展開が豊富なので、高さの異なるスペースに合わせて組み合わせやすいのが魅力です。
- 横置きで低いスペースに: 天井の低い場所には、カラーボックスを横置きにするのがおすすめ。
- 縦横組み合わせ: 縦置きと横置きを組み合わせることで、階段の斜めラインに沿ったような収納を作ることも可能です。
- インナーボックスで分類: 専用のインナーボックスを使えば、細々したものもスッキリ整理できます。引き出しタイプや布製、ラタン調など種類も豊富。
- 棚板の追加・調整: 棚板の位置を調整したり、追加したりできるタイプを選べば、収納物に合わせてカスタマイズできます。
アイデア6:幅も高さもジャストフィット!「伸縮フリーラック」

設置したいスペースに合わせて幅を調節できる「伸縮フリーラック」も階段下には使うことが出来ます。
主に天井が低い部分や、ラック内での整理に使用できます。
奥行きが浅いタイプを選べば、圧迫感もありません。棚板の高さを変えられるものも多く、収納物に合わせて効率的にスペースを使えますよ。
アイデア7:小物整理に「Nインボックス」シリーズ
サイズ展開が豊富な「Nインボックス」は、棚の中の整理に欠かせません。
特にスチールラックとの相性がよく、扉を開けた時の見栄えも良いです。
同じシリーズで揃えれば、見た目もスッキリ統一感が出ます。
取っ手付きのタイプは、高い場所や奥まった場所からの出し入れにも便利です。
アイデア8:奥行きを活かす「押入れ収納ケース」

奥行きの深い階段下には、ニトリの「押入れ収納ケース」が役立ちます。
引き出しタイプなら奥の物も取り出しやすく、キャスター付きを選べば移動も楽々。様々なサイズがあるので、スペースに合わせて組み合わせられます。半透明タイプなら中身がうっすら見えて便利ですね。
ニトリ活用時のポイント
- 店舗で実物を確認: サイズ感や質感は、実際に店舗で確認するのがおすすめです。メジャーを持参して、自宅の階段下スペースに入るかチェックしましょう。
- オンラインストアも活用: 店舗にないサイズや色も、オンラインストアなら見つかることがあります。レビューも参考にできますね。
ニトリのアイテムを上手に組み合わせれば、DIYが苦手な方でも、以下のように機能的でおしゃれな階段下収納を手軽に実現できますよ。
無印良品で見つける階段下収納アイデア

最近は特にInstagramで評判が高い「無印良品」。
スタイリッシュなデザインが人気で、窮屈な印象が強い階段下収納を広く見せるのにも効果的なデザインの商品が多数ラインナップされています。
施工例をもとに見ていきましょう。
アイデア9:「ポリプロピレン(PP)収納ケース」シリーズ
特徴: 無印良品の定番中の定番。豊富なサイズとモジュール(規格寸法)が統一されているため、異なるサイズでもスッキリ積み重ねたり並べたりできます。半透明で中身が把握しやすいのもポイント。
活用: 奥行きの深い階段下に最適。特に「引出式・深型」や「キャスターもつけられるフタ」付きのタイプは、奥の物も取り出しやすく便利。湿気に強いPP素材も階段下向き。
アイデア10:「スタッキングシェルフ」
特徴: 木製のフレームと棚板やパーツを自由に組み合わせられるシステム収納。シンプルで丈夫な作りが魅力。
活用: 組み合わせ方で高さや横幅のサイズを自由に決めることが可能。無印良品らしいシンプルなデザインは、どんなインテリアにも馴染みやすい。
自由自在な「スチールラック」!設置場所を選ばない収納棚の選び方・使い方

頑丈さ、組み立てやすさ、そしてカスタマイズ性の高さで人気の「スチールラック」。
実は、湿気がこもりやすい階段下収納にも適したアイテムなんです。
通気性が良く、パーツの種類も豊富なので、斜め天井やデッドスペースにも柔軟に対応できます。
ここでは、スチールラックを階段下収納に活用する際の選び方と、便利な使い方アイデアをご紹介します。
スチールラックが階段下に向いている理由
- 通気性抜群: 棚板がメッシュ状になっているものが多く、湿気がこもりにくい構造です。カビ対策としても有効。
- 頑丈で耐荷重が大きい: 重いものを置いても歪みにくく、安心して使えます。家電や飲料水のストックなどもお任せ。
- 棚板の高さ調整が自由: 収納物に合わせて、棚板の高さをミリ単位で調整できるものがほとんど。スペースを無駄なく使えます。
- パーツが豊富で拡張性が高い: ポールの長さ、棚板の種類(木製、パンチングなど)、キャスター、サイドバー、フックなど、豊富なオプションパーツを組み合わせることで、自分好みの収納システムを構築できます。後からの拡張も容易です。
- 組み立て・解体が簡単: 工具不要で組み立てられるものが多く、引っ越しなどの際も解体・再組み立てがしやすいです。
スチールラック選びのポイント
- サイズ(幅・奥行き・高さ): 設置スペースと収納したい物に合わせて、適切なサイズを選びます。ポール径(太さ)によって耐荷重が変わるため、重い物を置く場合は太めのポールを選びましょう。
- パーツの種類: 無印良品やアイリスオーヤマなど、メーカーによってパーツの互換性が異なる場合があるので注意が必要です。基本的には同じメーカーで揃えるのが無難です。
- 防錆加工: 湿気が気になる場合は、サビに強い防錆加工(クリアコーティング、クロームメッキなど)が施された製品を選ぶと長持ちします。
スチールラックは、その無骨な見た目が気になる方もいるかもしれませんが
スチールラックのポール(支柱)は、様々な長さのものが販売されています。
階段下の斜め天井に合わせて、手前は長いポール、奥は短いポールを組み合わせれば、天井のラインに沿った棚を作ることが可能です。
アイデア11:すき間にぴったりなサイズを配置
階段下は天井が高いスペースが狭いので、スチールラックほどのサイズがぴったり!
王道ですが、単純な物置として設置。大き目なものを設置すれば、収納力が格段に向上します。
アイデア12:小さなサイズはキャスターを付けて「可動式」に
キャスター付きのラックを選べば、ラック全体を簡単に移動させることができます。奥のスペースの掃除や、模様替えの際に非常に便利です。ストッパー付きのキャスターを選びましょう。
アイデア13:サイドネットやフックで「側面も活用」
ラックの側面に取り付けられるワイヤーネットやフックを活用すれば、収納力がさらにアップ。掃除用具や小物を引っ掛けて収納できます。
レイアウトに合わせて自由に棚を設置できる「Fitrack」

カラーボックスやスタッキングシェルフ、スチールラック以外にも階段下収納の空間を有効活用する方法があります。
それは「壁付の棚」です。
一見すると、「壁付の棚」は後付けは難しいのではと思われがちですが、実はこの「Fitrack」であれば後付けで設置できる。
「Fitrack」とは、壁に直接「棚受けレール(ガチャ柱とも呼ばれる)」を取り付け、好きな位置に棚受け金具と棚板を設置する方法で、以下のメリットデメリットがあります。
- メリット: 壁面全体を収納スペースとして活用でき、棚板の高さや枚数を自由に変更できます。斜めの壁にもレールを取り付ければ、天井ラインに合わせた棚が作れます。
- 注意点: 壁に穴を開ける必要があり、壁の強度(下地の位置)を確認することが重要です。DIYの難易度はやや高めですが、見た目もスッキリし、高いカスタマイズ性が得られます。
具体的な施工例を見ていきましょう。
アイデア14:壁面に棚受けレールで「自由自在な棚板」
アイデア15:狭いスペースにも使用できる
6. まとめ
「使いにくいデッドスペース」と思われがちな階段下。
しかし、この記事を通して、その斜めの天井や深い奥行きも、工夫次第で機能的で魅力的な収納スペースに変身させられる可能性を感じていただけたのではないでしょうか。
本記事でお伝えした階段下収納成功のポイントをおさらいしましょう。
- 基本と計画が重要: まず「何を収納するか」を決め、空間をゾーン分けし、可変性も考慮する。正確な採寸と簡易設計図、そして湿気や予算などの事前対策が失敗を防ぐ鍵。
- 空間特性を逆手に取る: 「奥行きが深い」ならキャスター付き収納やスライド棚、「天井が低い」ならファイルボックスや引き出し収納が活躍。
- DIYは計画的に: ジャストフィットが魅力だが、手間・時間・スキル・リスクも考慮。簡単なものから試すのがおすすめ。
- 市販品を賢く活用: 突っ張り棒は賃貸や初心者向け。ニトリ、無印良品などのアイテム(カラーボックス、伸縮ラック、PPケース、ユニットシェルフなど)を組み合わせれば、手軽に機能的な収納が作れる。スチールラックは通気性と頑丈さが魅力。
この記事で紹介したアイデアの中から、あなたの家の階段下スペースやライフスタイル、DIYスキルに合ったものがきっと見つかったはずです。
「難しそう…」と感じていた方も、まずは簡単な突っ張り棒や、ニトリのカラーボックスの設置から始めてみませんか?
小さな成功体験が、次のステップへのモチベーションにつながります。
階段下は、工夫次第で無限の可能性を秘めたスペースです。
この記事が、あなたの家の「困った」を「お気に入り」に変えるための一助となれば幸いです。さあ、今日からあなたの階段下収納改革を始めてみましょう!
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