
洗濯機の下に置く台が必要だけど何にしたらいいんだろう…?

確かに悩ましい問題だね。
キャスター付きを選んだ我が家を例に解説するね!
防水パンがない家で洗濯機を入れる際に頭を悩ます問題が発生します。
それは「洗濯機台選び」です。
洗濯機は排水の問題上、直置きが出来ないケースが多く、防水パンがない家ではかさ上げをする必要があります。
ネットやSNSでは「ふんばるマン」か「キャスター付き洗濯機台」が人気で、どちらを選ぶかで意見が割れているのです。
「ふんばるマンだと洗濯機の下の掃除が大変…」「キャスター付きだと振動や騒音が気になる…」
我が家が5年前に設置した際も同じような意見が溢れてて、すごく悩んだ記憶があります。
実際に我が家は「キャスター付き」の洗濯機台を選択しましたが、正直、気にならなかった点が明るみに出てきています。
この記事では、実際にキャスター付き洗濯機台を5年間使用している私が、その経験を基に、「ふんばるマン」と「キャスター」がそれぞれ「どんな人に最適か」という視点で解説していきます。
この記事を読みを終える頃にあなたの悩みが少しでも晴れることを切に願います。
- 「ふんばるマン」と「キャスター付き洗濯機台」の基本的な役割と種類
- ドラム式洗濯機に適しているのはどちらか
- キャスター付き洗濯機台のメリット・デメリット(実体験に基づく)
- キャスター付き洗濯機台の騒音・位置ずれ対策
「ふんばるマン」と「キャスター付き」はメリット・デメリットは?

最近の戸建てでは、洗濯機の下に防水パンを設けない家が主流となっているため、どうしても洗濯機台が必要となってきます。
なぜなら、洗濯機の排水経路を確保するため、かさ上げが必要となるからです。
かさ上げのために選ばれる商品に「ふんばるマン」と「キャスター付き洗濯機台」があります。
どちらも「かさ上げ」としての機能は有していますが、かさ上げ以外の要素で違いが生じています。
ここでは、「ふんばるマン」と「キャスター付き」の役割や種類、そして最適な人はどんな人なのかを詳しく見ていきましょう。
「ふんばるマン」とは?その役割と種類

まずは「ふんばるマン」から紹介します。
「ふんばるマン」は、因幡電工の商品で、そのユニークな名前の通り、洗濯機の下に設置して、洗濯機をしっかりと支え、高さを出すための台座です。
主にゴムや樹脂などの素材でできており、その役割は大きく分けて以下の2つです。
- かさ上げによるスペース確保: 洗濯機全体を底上げすることで、洗濯機の下に空間を作り出します。これにより、排水ホースの設置スペースを確保したり、洗濯機下の掃除を容易にしたりすることができます。
- 振動の吸収・防振: 洗濯機の振動を吸収し、床への振動の伝達を軽減します。これにより、騒音を抑える効果が期待できます。特に、マンションやアパートなどの集合住宅では、階下への騒音対策として有効です。

特に、排水ホースの位置が低くて困っている場合には手軽に設置出来て便利だよ
「キャスター付き」とは?その役割と種類

「キャスター付き」は、その名の通り、キャスターが付いた可動式の洗濯機台です。
防水パンがないことで、フラットな床に洗濯機を置くことが出来ることから、可動式の洗濯機台を選ぶ人が増えてきています。
なお、主な役割は、以下の通りです。
- かさ上げ効果: ふんばるマン同様に、キャスター付きにもかさ上げの効果があります。その結果、排水ホースのスペース確保や、掃除のしやすさ向上にも貢献します。
- 移動の容易化: キャスターが付いていることで、重たい洗濯機を簡単に移動させることができます。これにより、洗濯機下の掃除や、模様替え、引っ越しの際などに非常に便利です。

洗濯機の裏側はホコリが溜まりやすい場所ですよ。
キャスターがあると掃除が格段に楽になるからおすすめです。
ドラム式洗濯機との相性が良いのはどっち?

結論から言えば、どちらもドラム式洗濯機と相性が良いです。
ただ、強いて挙げるとすれば「ふんばるマン」でしょう。
なぜなら、「ふんばるマン」なら脱水時の振動を軽減しやすいからです。
ドラム式の最大のデメリットは、洗濯時(特に脱水)の振動が激しい点です。
「ふんばるマン」と「キャスター付き」のどちらも振動対策は施されていますが、どうしても音が出る上、振動により本体が移動してしまいます。
もちろん、床材や洗濯機のメーカーによって多少異なりますが、それでも振動は発生するので、追加の対策を施す必要があります。
追加の対策とは洗濯機台の下に防振マットや防振ゴムを敷くという方法が挙げられます。
防振対策を施すには、形状がシンプルな方が簡単かつ効果的です。
以上の点を踏まえると、簡易的な形状の「ふんばるマン」の方が相性が良いと考えられるのです。
ただし、注意したい点があります。
ドラム式を始めとする洗濯機には、メーカー純正のかさ上げ台が存在します。
メーカーによっては純正品以外を使用した際のトラブルは保証の対象外とされるケースがあるのでご注意ください。
なお、我が家は5年間、キャスター付きを使用していますが、落下したケースはありません。

おそらく落下した際の故障が保証対象外となるようです。
ご注意ください。
【保存版】「ふんばるマン」と「キャスター付き」の比較表
以下の表に、「ふんばるマン」と「キャスター付き」のメリット・デメリットをまとめました。どちらを選ぶか迷った際の参考にしてください。
項目 | ふんばるマン | キャスター付き |
---|---|---|
メリット | ・振動を吸収し、騒音を軽減できる ・比較的安価で、導入しやすい ・追加の防振対策を施しやすい | ・洗濯機を簡単に移動できる ・洗濯機下の掃除がしやすい ・多様な商品がある。 |
デメリット | ・洗濯機を移動できない ・裏側を掃除しにくい ・設置時にズレて設置しづらい場合がある | ・思ったほど移動できない ・脱水時に音が大きい ・ふんばるマンに比べて、価格が高め |
おすすめな人 | ・騒音や振動が気になる人(特に集合住宅) ・初期費用を抑えたい人 | ・こまめに掃除が出来る人 ・スタイリッシュな見た目が好きな人 ・洗濯機置き場のスペースが広い人 |

こうして比較してみると、それぞれ全然違う特徴があるんだね。
自分の家の状況や、何を重視するかで選ぶと良さそう!
【体験談】キャスター付き洗濯機台を選んで後悔?騒音とズレ問題

ここまでは、洗濯機台に使用される「ふんばるマン」と「キャスター付き」について解説しました。
同じかさ上げ台でも、使用目的が異なるので、購入する際は自分にあったもの選ぶ必要があります。
ちなみに我が家は「こまめに掃除しやすい」と「見た目がかっこいい」という理由でキャスター付きを選びました。
「キャスター付き」を選択した我が家が5年後にどんな問題を抱えているか、具体的な体験談を踏まえて紹介していきます。
キャスター付き洗濯機台にして良かった点は?
5年経っても良かったと思っている点は「見た目」です。
先も触れましたが、我が家がキャスター付き洗濯機台を選んだ理由は、「掃除のしやすさ」と「見た目」です。
中でも「見た目」は特に気にしていたと思います。
設置した当初は、家自体が新築だったため、洗濯機台もスタイリッシュなデザインのものを探していました。
実際につけてみて、洗濯機との相性も悪くなく、デザイン的にも気に入っているため、付けて良かったと思っています。
後悔したポイント①:掃除のしにくさ

キャスター付き洗濯機台を選んだもう一つの理由に「掃除がしやすい」がありましたが、正直、掃除がしやすいと感じたことはありませんでした。
キャスター付きは移動しやすいから下や後ろまで簡単に掃除できるというイメージを持っていましたが、実際は違います。
なぜなら、キャスター付きの洗濯機台には、キャスターとは別に足があり、普段はその足で自立しているからです。
つまり、キャスターで移動させる際は、自立している足をすべて格納する必要があるのです。
このとき、一つの問題が生じます。

あれ?
動かすには後ろまで手を伸ばす必要があるってこと?
そのとおりです。
掃除をするために動かすには、わざわざ後方の脚まで手を伸ばして、ロックを解除しなければならないのです。
掃除がしにくい裏側に手が届くなら、わざわざ重たい洗濯機を動かす必要ってないですよね。
以上の点から、キャスター付きを選んでも掃除のしやすさは変わらないのです。
後悔したポイント②:脱水時の騒音
洗濯機台に求める点としてかさ上げ以外には「脱水時に発生する騒音や振動を軽減したい」という点が挙げられます。
実際に我が家もキャスター付き洗濯機台以外にも冷蔵庫マットを敷いていますが、実際には騒音が発生し、困っています。
ではなぜ、振動が発生しているのか?
実はキャスター付き洗濯機台に問題がありました。
先も触れましたが、キャスター付き洗濯機台の多くが、キャスターとは別の自立用の脚が置いてあります。
普段は自立用の脚で床に固定されていますが、我が家の洗濯機台は振動で足の固定部が緩んでしまうのです。
その結果、4本の脚の高さが合わなくなってしまい、振動と騒音を発生させているのでした。
もちろん定期的に締めなおしますが、数日もすると再び大きな振動と騒音を発生させてしまうのです。

幸い、我が家は一軒家でしたが、集合住宅だったらと考えると汗が止まりません。
後悔したポイント③:洗濯機の位置ずれ
最後のデメリットは「洗濯機の位置ずれ」です。
騒音と振動に関係しますが、洗濯時の振動により、最初の設置位置から動いてしまうのです。
我が家の場合は左右のずれが発生し、よく壁にぶつかっています。
壁にぶつかることで、わずかですが、壁に凹みが出来た時もありました。
主な対策としては、防振ゴムやマットを引くことです。
洗濯機が置かれる脱衣所の床は滑りやすい素材が使われているケースが多いので、なるべく付けるようにしましょう。
我が家も防振マットを引いているおかげで大きなズレは発生していません。
ただ、キャスター付きは足の固定が振動によって緩む場合があるので、定期的に固定部の確認も行うようにしましょう。
併用したり、振動吸収素材を使用している製品、ストッパー機能が強化された製品を選ぶことをおすすめします。
まとめ
洗濯機の下に設置する「ふんばるマン」と「キャスター」。 それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらを選ぶかは、あなたの住環境やライフスタイルによって異なります。
騒音や振動を抑えたいなら「ふんばるマン」、掃除のしやすさを重視するなら「キャスター」がおすすめです。 キャスターを選ぶ場合は「耐荷重」「ストッパー」「材質」「静音性」に注意することで、騒音や位置ずれの問題を軽減できます。
- 「ふんばるマン」と「キャスター付き洗濯機台」の基本的な役割と種類
- ドラム式洗濯機に適しているのはどちらか
- キャスター付き洗濯機台のメリット・デメリット(実体験に基づく)
- キャスター付き洗濯機台の騒音・位置ずれ対策
この記事を参考に、あなたの洗濯機周りの環境がより快適になることを願っています!
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